公開講座を開催しました
「子どもや保護者の声に耳を傾けながら」
2022年7月3日 於 仙台市シルバーセンター 講師;大橋雄介氏 (NPO法人アスイク代表理事)
大橋さんはNPO法人アスイクで「仙台・宮城の子ども支援」活動を幅広く行われていますが、講演のなかで次のように語られました。
不登校、ひきこもり、貧困、虐待、ヤングケアラーなど子供をとり巻く最近の問題は、それぞれが相互に関連していることが多い。それは社会現象の一つでもあり、その裏側には一人ひとり違った生きづらさが見えてくる。
子どもが抱える問題の背景には、家庭の養育の低下、共助、公助の低下があると考えられる。貧困問題は「子ども/今の視点、社会/未来の視点」のどちらからも取り組む問題だ。
こうしたなかで、不登校、引きこもりなどの子どもたちの居場所作り、フードバンク、子ども食堂などの食を通したアプローチ、訪問支援や就労支援等は、どこの市町村でも取り組むべき課題だ。
講座の参加者は、目の前にあるこれらの問題を改めて認識し、これからの為すべきことがあれば少しでもお手伝いをしたい気持ちで、熱心に受講しました。
「あなた自身は、子どもの貧困問題を改善するために何ができる(したい)でしょうか」。